6月22日(水曜日)から、人形町ヴィジョンズのイラストレーター・シリーズの5回目が始まる。年二回開催で三年目。今回は、「蕪村と一茶」丸山誠司さんと山下以登さん。去年から一年がかかりで用意してきた。彼らは蕪村や一茶をたずねて京都、長野、黒姫、結城、宮津を旅してきた。ぜひ、ご覧下さい。
「蕪村と一茶」のトークショーは、6月26日(日)、ゲストに作家の関川夏央さんと俳人の高山れおなさん。こちらは、ヴィションズのサイトで申し込んでください。6月1日から受付中。
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「蕪村と一茶」のトークショーは、6月26日(日)、ゲストに作家の関川夏央さんと俳人の高山れおなさん。こちらは、ヴィションズのサイトで申し込んでください。6月1日から受付中。
Read More今年も「春一番コンサート」のポスターを、森英二郎さんとつくった。二人で相談して今年は、雲と風をテーマにした。森さんは苦心したようで、二点の木版画を彫った。最初はリアルに、それで気に入らずデフォルメした雲になった。気持ちのよい絵である。
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非常勤で講師をしている、阿佐ヶ谷美術専門学校の校庭に貼ってあった18歳の選挙のポスター。これはデザインではない。グラフィックデザインで何かを伝えようとしていない。口を半開きにしたセーラー服の少女は何を象徴しているのか。本気なのだろうか。こんなので選挙に行く? 君。
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3月22日、奥さんと京都をぶらぶら歩いていたら、あるお店のウインドーでこんなのを見つけた。二条御幸町あたり。森英二郎さんが絵を描いて、私がデザインした「プレイガイドジャーナル」の表紙。ロゴのレタリングも私。右の人物は、若き日の井筒和幸監督である。左の温泉浴女の絵は、どうしてこんな表紙にしたのか思い出せない。
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「TIME」最新3月14日号の表紙。トランプの大きな顔に五つのチェック枠。
左からbully(乱暴者)、showman(ショーマン)、party crasher(パーティこわし)、demagogue(煽動政治家)、最後の欄のthe 45th President of the United States(第45代合衆国大統領)はチェックなしの空欄。グラフィックなアイデアが面白い。
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1月は劇場で映画を3本見た。なにせこのところずっと、映画館へ行くのは年に数回というていたらくである。芝山幹郎さんのファンなんぞと言っておきながら、先生の映画評を読んでいるだけで、とんと外へ見に出かけることはない。ちなみに去年劇場で見たのは、『アメリカン・スナイパー』『ガキ帝国』(ユーロスペースでの西岡琢也脚本の特集上映)『黄金を抱いて飛べ』(こちらも、フィルムセンターでの井筒和幸監督の特集上映)。封切りは、クリント・イーストウッド一本のみ。もう何年も、映画はDVDを買って見るだけ。
きっかけは『A FILM ABOUT COFFEE』。毎朝聴いているNHKラジオの番組「すっぴん」で、この映画に触発された本『コーヒーの人』の編集者の内沼晋太郎さんがゲスト。彼はこの作品の日本での上映運動を始めて、それをきっかけに東京のバリスタたちにインタビューした『コーヒーの人』を出版した。早稲田のAYUMI BOOKSで、ずっと入り口に飾ってあったが、ラジオで彼の話を聴いてから気がついた。
〈ぼくは下北沢の駅前で小さな本屋を経営してしていて、映画についてもコーヒーについても、まるで素人です。ところがひょんなことから、この映画に出会い、いつのまにか配給に携わることになりました。(『コーヒーの人』あとがき)〉
映画『A FILM ABOUT COFFEE』のチラシ
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あの五人組は結局もどってきた。おどかされたりすかされたりしたのか。とんでもない大物がでてきて説得されたのか。出て行った四人はつらかっただろう。いつか彼らが自由に発言できるようになったとき、真実が語られるのか。時の首相がコメントするようなことではない。かれらが戻ってよかったと祝福する。新しい仕事の展開をもとめる者をしばりつけてとどめてしまうことを祝うのか。それは、こんなことをするとろくなことにならないと、国民にいいたいからなのか。この騒動をすぐに分析した東京新聞。元「都新聞」だもの。
1月21日の東京新聞朝刊「こちら特報部」の五人についての記事。
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先日、編集者の友人K氏から、私のこのブログについてお小言をもらった。ときどき書くのではよくない。短くてもよいから、きちんと毎週決まった曜日に出しなさい。そうです。しかし、毎週はとても無理だから、以前のようにせめて月二回、それで日にちをきめよう。とはいえ、こうしてさぼっている間にまた書くことがたまってきた。その後も、指圧の先生と「文字の食卓」の正木香子さんから「まだですか」と問い合わせをうけてしまった。
最初の頃のブログをあらためて見たら、あっさりとして短い。いつから長くなったのだろうか。長くなるから時間がかかる。
このブログの一回目に紹介した、羽良多平吉さんのデザインの『リリイのおくりもの』(1974年刊。羽良多さんは、ご自身でこれが最初に作った本だと「イラストレーション・セミナー 第一回」でおっしゃっていたが、1973年に『狼藉集』草森紳一著の装幀をしておられる。)を見つけてきた、タイガーブックス店主の笠井優さんが亡くなった。53歳。脳出血。タイガーブックスは、私の早稲田の仕事場の近所にある、ブック・カフェCat’s Cradleの店内の片隅に、彼が作った極小の古書店である。ここで佐野繁次郎や花森安治の装幀本をたくさん手にいれることができた。ほかにも、私が好きな装幀者の本を探してきてくれた。このブログで、彼が見つけた小さな宝石のような本のことを書いているが、まだまだ紹介する本がいっぱい残っている。合掌。
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ついに10月は、このブログを一度も更新できなかった。当初、月二回をめざしていたのが、だんだんと月一回ペースになり、一年半の先月はゼロ。もたもたしているうちに自宅で使っているMacBookがこわれてしまった。液晶画面がだめになっただけで、データは大丈夫なようだが、こいつがないと家でブログが書けない。手書きで原稿が出来ない。キーボードでないと長い原稿が書けない。日記やアイデアのノートはペンである。メモ程度だからそれは苦にならない。iPhoneでテキスト作りを試したが、まどろこしくてあきらめた。
伊野君は週一回、火曜日に更新をつづけている。みならいたい。彼のブログ精神は「とりあえず更新することだけが目的のブログです」。それでも毎回ちゃんとおもしろい。とてもかなわないが、目標は彼だ。みなさん、伊野君のブログを毎週見てる?
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大阪の実家の片付けをしていたら、前回に書いた75年のロス・アンジェルスからバークレーまで、I君こと石田長生君と砂川正和君と私の三人の珍道中の写真を見つけた。往路か戻りかわからない。休憩途中の町だ。L.A.とS.F.の間は、5号線で一本道。これはモントレーあたりだったかもしれない。私のポンコツのシェヴィがオーバーヒートしないように、木陰でボンネットをあけてエンジンを冷やしている。三人並んでいるのは、左から私、砂川君、石田君。この写真は誰に撮ってもらったのだろうか。車を止めたところにいた町の人だろうか。覚えていない。私が地図をひらいて、その場所を指差している。こんな写真ではどこだかわからない。
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