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ずいぶんブログをさぼってしまった。昨年の秋、ベルリンとポーランドの旅行から戻ったあと、10月29日に更新したまま、11月、12月は何も書けなかった。みなさま、どうもすみません。正月休みに原稿をためる計画も失敗。

 

今年は、デザインやタイポグラフィで気になったことや本の他に、しばらくベルリン旅日記の二本立てでいくことにする。

 

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10月15日から、奥さんと二人でベルリンに行った。途中でワルシャワに出かけて、ウッチに住んでいる友人夫婦と会い、26日の午後に東京に戻った。10泊12日。「芸術新潮」卒業旅行。ベルリンからブログの原稿を送るつもりだったが、疲れてそんな余裕なんかなかった。

 

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木版画をやっているイラストレーターの正一君に、HBギャラリーの藤枝リュウジさんの個展「凸と凹」(10月15日まで)のオープニングで会ったら、「ブログはまだですか」と催促された。そのとおりでなかなかコンスタントにすすまない。8月は1回、9月は2回、10月はまだ1回。伊野孝行君のように週1回が目標だがそうはいかない。

 

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またまたサントリーの中吊り広告。ハイ&カラだって。〈&〉が小さく虫みたい。ハイボールの〈ボール〉とカラアゲの〈アゲ〉が、小さくそれぞれの頭の二字のしたにそえてある。パッと見は〈ハイカラ〉。古いことば。今どき使うのかな。大阪弁で「ハイカラやな」というのは生きているはず。そう読ませたいのかな。新しいことばにしたいのか。井川遥さんの写真は前回のほうがいい。

 

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夏休みをはさんで、ずいぶんこのブログを休んだ。一旦さぼるとなかなか書き出せない。前回が8月7日だから、もう3週間以上過ぎて9月になってしまった。

 

「本の雑誌」9月号(連載エッセイ「百歳までの読書術」)で、津野海太郎さんが6月29日に亡くなった斎藤晴彦さんについて書いている。

 

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またまた、サッカーワールドカップの話ですみません。

 

週刊新潮(7月31日号)の連載コラム「管見妄語』で、藤原正彦さんが私と同じ意見だ。

 

〈日本の致命的欠陥はここ五十年間、何はさておき守備陣のダッシュ力欠如だ。すぐに相手に振り切られてしまう。世界の速いフォワードは五十メートルを六秒そこそこで走る。六秒五のバックスでは十メートル並走しただけで八十センチも先に出られてしまう。勝負にならない。そして何より、ダッシュ力に自信がないと敵の逆襲が恐いからいつも後方に引き気味となる。前線と最終ラインとの間を狭く保つコンパクトサッカーができないのだ。(略)優勝したドイツは最もコンパクトサッカーに徹していた。日本代表の守備陣は、五十メートルを少なくとも六秒前半で走れる者のみにしないといけない。半ば生まれつきの能力だからかほとんど触れられないが、守備陣のダッシュ力がないかぎり、いくら監督や作戦を変え、いくら技術やチームワークを向上させようと、永遠に世界には太刀打ちできないのだ。〉

 

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俳人の高山れおな君にメールで、前回のブログ更新のお知らせと一緒に暑中見舞いを送ったら、こんな句をいただいた。

 

カレー喰ふ汗に夢の世歪み見ゆ

 

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今年からイラストレーションを始めたという、37歳の女性から電話がきた。作品を見てくれというひとは多い。いわゆる〈持ち込み〉(この言葉があまり好きじゃない)。今年の5月頃までは、できるだけ見せてもらうようにつとめていたが、最近は一切ことわっている。私は絵を見るだけではなく、彼らとイラストレーションそのものについて話すことにしている。しかし、若い人にはなかなか話が通じないのだ。

 

話していたら、彼女が「朱に交われば赤くなる」という諺を知らないというのでびっくり。イラストレーターは国語ができないとね。本が好きでなかったらこの仕事は無理(それでも絵を描いている野蛮なひとが多い)。この程度の諺がわからなくては、社会人としても話にならぬ。ましてイラストレーションをの仕事をするなら、小説やエッセイ、雑誌の記事などを相手にするのだからどうするんだろう。

 

さてさて、「好事魔多し」われらが田中将大投手が右ひじの靭帯部分断裂でDL入りで、6週間のリハビリ。スプリットは肘にこたえるらしい。しかし、それは大リーグの迷信だという元投手もいる。ほんとうの原因は何なのだろうか。

 

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サッカーのW杯。日本代表は足が遅い。強いチームの選手は走るのが速い。とてもスピーディで、見ていて気持ちがよい。走り負けていては勝てない。残念だった。

 

“kick off”はサッカーだけではなく、「始める」という意味に使うみたい。start、beginと同じ。“Tomorrow, Wimbledon kicks off.”とか“Glastonbury Festival kicks off next week.”などと、Inter Fmで聴いた。

 

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6月7日土曜日、イラストレーションセミナー3回目。ゲストは、いつもインタビュアー役をお願いしている南伸坊さん。それで南さんにインタビューするのは、70年代からおつきあいがある、作家の関川夏央さん。梅雨入りの大雨のあと、弱まったがしとしと降る雨にもめげず盛況だった。有料入場者76人(予約84人、キャンセル17人、当日受付9人)。関係者もいれて80人をこす。関川夏央さんの仕切りで順調な進行だった。

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