「道に落ちてるもんなんか撮ってちゃダメ。ひとの真正面に立って、どうどうと撮るんだ。たまになぐられたりするけど」「普段はカメラ持って出かけない。旅行でも。自分の作品集のために撮るものがあるとき、カメラを持つ。ポーランドでアンジェイ・ワイダに会った時、お前、カメラマンなら俺の写真を撮れと言われて、カメラを持っていないのでかみさんの〈写ルンです〉で彼を撮った。そのとき、ワイダが写してくれた私のポートレートを、本の著者紹介にのせたよ」
ワイダの撮った鬼海さんは『印度や月山』(鬼海弘雄著/白水社/1999)の袖にあります。
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