羽良多平吉さん
木版画をやっているイラストレーターの正一君に、HBギャラリーの藤枝リュウジさんの個展「凸と凹」(10月15日まで)のオープニングで会ったら、「ブログはまだですか」と催促された。そのとおりでなかなかコンスタントにすすまない。8月は1回、9月は2回、10月はまだ1回。伊野孝行君のように週1回が目標だがそうはいかない。
久しぶりに高円寺の古本屋さん「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に行った。以前によったときは改装中。今回は一階がこの店のギャラリーになっていた。シーモア・クワストとベン・シャーンの本を買う。
『My Sister Says Nothing Ever Happens When We Go Sailing』
Story by Harriet Ziefert, Pictures by Seymour Chwast/Harper & Row/1986年刊
頁が蛇腹におりたたまれていて、表裏が長くなって話が続く本。260mm×150mm。広げてのばすと1796mm。
『BEN SHAHN THE PASSION OF SACCO AND VANZETTI』
Merin H. Bush/Syracuse University/1968年刊
1930年代初頭にベン・シャーンが描いた有名な「サッコとバンゼッティ』のシリーズについて書かれた本。
小宮山博史さんと阿佐ケ谷美術専門学校が企画している「タイポグラフィ・セミナー」の第4期が11月から始まる。今回は「ブックデザインと書体」がテーマで、ブックデザイナーが5人登場する。人選(私以外の)と準備を手伝っている。当日は「文字の食卓」の正木香子さんと一緒にデザイナーにインタビューをする。
11月1日(土)の1回目は羽良多平吉さん。私がもっとも尊敬するブックデザイナーのひとり。これまでずいぶんと影響を受けている。私がデザインした『杉浦日向子全集』がそれだ。このセミナーの宣伝もかねて、今回はずっと準備している羽良多さんの最近の仕事「ユリイカ」のことを書くつもりだった。
ところが、ネットの申し込み2日目で定員をオーバーして締切り。ということで「ユリイカ」は次回以降にする。ここで告知の画像は載せるが、残念ながら申し込みはできない。幸運にも予約できた方は、「アイデア」2011年5月の〈羽良多平吉特集〉を手に入れて読んでほしい。告知の羽良多さんの苗字〈良〉の游築見出し明朝体は、字游工房に作ってもらった。ポートレートは森英二郎さん。今回のシリーズは森さんにデザイナーの絵を描いていただく。
それにしても、「ユリイカ」の誌名ロゴは小さい。どんどん小さくなっていく。面白い。女性誌や漫画誌のロゴでは文字が重なって見えなくなっているのがあるから、小さくてもいいだろう。羽良多さんにロゴのことをたずねたら、青土社の社長からのロゴは小さくてもいいから、特集タイトルを目立たせてくれという注文だと説明された。
「ユリイカ」連載の『「らしい」建築批判』が単行本になっている。毎日新聞に書評がでたが、私の感想とはずいぶん違う気がする。ブックデザインは戸田ツトムさん。
『「らしい」建築批判』飯島洋一/青土社/四六判/2014年
前回お知らせした、早稲田のブックカフェCat’s Cradleのブックフェスに12日の初日にかけつけた。フェスは10時開店だが、10時過ぎについたらけっこう盛況。タイガーブックスで佐野繁次郎の装幀本をしこたま買い込んで、早々にひきあげる。もたもたしているとほかの本に目がうつる。これらがその本。
佐野繁次郎の本はたまってきたので、すこしずつ取り上げるつもり。15日からベルリンに行く。途中ワルシャワまで足をのばして友人に会う。
今日の一曲は、You Don’t Know Me/Ray Charles